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男子校から生まれたフィードバックツールBalto

本日フィードバックツールBaltoをついにリリースした。グッドパッチのサービスとしてはProttに引き続き2つ目のサービスだ。 http://www.balto.io/

imageProttもそうだったがBaltoも自分たちが仕事をする中で出てきた課題を解決するために生まれたサービスだ。グッドパッチはクライアントワークの事業とProttやBaltoなどの自社プロダクトを作る事業に分かれている。元々はクライアントワークの会社なので日々仕事をしているなかで、もっとこうなったらチームで共通認識取れるのになーとかこうなったら業務効率上がるのになーというアイデアを自分たちのプロダクトで形にしてきている。

グッドパッチのプロダクトは**「偉大なプロダクトは偉大なチームから生まれる」**という言葉の通り、**チームコミュニケーションを円滑にし、コラボレーションを生み出し、より良いプロダクトを作るというのを手助けするツールを開発している。**Prottもそうだし、もちろん今回リリースしたBaltoもそうだ。

どんなツールかはこちらの記事を見てもらえるとわかると思う。

**スマホアプリ開発時のフィードバックをより手軽に実現、グッドパッチの新プロダクト「Balto」 **http://jp.techcrunch.com/2017/01/26/goodpatch-balto/

さて本日リリースしたBaltoだが、当然のことながら物凄く産みの苦しみを経てやっとのことでリリースにこぎつけている。毎回思うがプロダクトを作ると言うのは本当に大変なのだ。

元々のBaltoのアイデアは今はグッドパッチを卒業してオプトにいる竹田さんが考えたものだ。当時すでにProttはリリースされていたので、プロトタイピングプロセスでのフィードバックというのはProttでまかなえていた。しかし、アプリの開発フェーズになるとバグやそれ以外のフィードバックもiPhoneでスクショを撮って(いちいち音が鳴る)、それを保存してSkitchとかでコメント書いて、Slackに投げるかGitHubにIssue立てるかというフィードバックするまでのプロセスが非常にめんどくいという課題があった。それをもっと簡単にできないだろうか?これはアプリ開発に携わる多くの人が感じる事だと思う。

そこで考えたのが、SDKを埋め込んでアプリを配信して、そのアプリを開いてフィードバックをしたい画面で2本指でスワイプしたらスクショが取れてGitHubに送れる。これがアイデアの最初だった。それをMVPとして社内でエンジニアに協力してもらいサクッとMVPを作ったら、これ便利だねということになり、そこから新規事業としてスタートすることになる。これが実に1年半以上も前の話である。

しかし、いかんせん社内でこのサービスに捻出できるエンジニアがいない。そこで一旦開発が止まりかけたのだが、そこにたまたま入社してきたTeraさんがチームに入り、最初はPM(掛け持ち)、デザイナー(掛け持ち)、エンジニア1人の実質ほぼ1人でTeraさんがBaltoを作り始めた。実際このTeraさんがマジで凄いエンジニアだったお陰でBaltoが出来上がっているのだが、Baltoが出来上がるまでは紆余曲折あった。

名前が海外のサービスと被る事件

元々Updraftというサービス名でロゴまで作りLPまで作っていたのが(実はUpdraftも2代目の名前でα版はSnapshooter)、LPが出来上がった後に海外に全く同じ名前の全く同じではないが似ているカテゴリのサービスがあり、名前を変更せざるを得なくなった。最初にちゃんと調べておけば避けれた単純なミスである。そこから、名前のブレストを何回もしたが、なかなか決まらず時間が過ぎていく事態に。ちなみにグッドパッチはサービス名を決める時は外国人メンバーが集ってブレストに参加するのだが、この時外国人メンバーが気に入っていたのが「AZAS(あざす!)」だったw。みんなCool!!って言ってた。外国人からするとAZASはCoolらしい。

結果的に映画にもなった1925年にアラスカで伝染病の危機の際に血清を運び危機を助けた犬ぞりチームのリーダーの名前バルトから名前を取り、Baltoに落ち着いた。より良いプロダクトにするためにクオリティを引き上げる、引っ張っていく意味合いを込めている。AZASにならなくて良かったとは個人的には思ってる。

ほぼ出来上がってきた頃にコンセプトから見直す事件

名前が変更になるタイミングで、そもそもツールとしてコンセプトから見直したほうがいいんじゃないかという話しになり、β版も出来上がっていたが、もっと良くするためにデザイナーのカワマタくんを中心にもう一度デプスインタビューをやった。ここから新たな発見やコンセプトが整理され、「UI/UXのデザインレビューコミュニケーションツール」としての立ち位置でBaltoが整理され、管理画面もコミュニケーション中心の設計になった。結果リリースは延びたが、エンジニアも含めたチーム全員がデプスインタビューに参加し、ユーザーの生の声を聞いて方向性に認識合わせができ、団結力が上がった。チームとしては必要なプロセスだったんだろう。うちの良いところは社長がひっくり返すのではなくメンバーが自らひっくり返す事ができる所じゃなかろうか。

男子校Baltoチーム

その後も、PMが不在の期間ができてしまったり、更にリリースが延びたりとBaltoを生み出すまで本当に大変だった。ただ、チームとしての団結力は高く、基本ホワイトなグッドパッチでもなかなかブラックに働いていたチームではあるが非常にモチベーションが高く、周りから見ても良いチームだなと思えるチームである。特にグッドパッチは結構女性が多く、チームに大体女性がいることが多いのだが、このBaltoチームに関しては女性がおらず、完全に開発風景は男子校そのものだった。Baltoは男子校から生み出されたツールである。

imageさて1年半の開発を経て、やっとリリースしたBaltoだが、もちろんまだ男子校ならではの荒いところがあるツールではあるが、コア体験はおそらくアプリやWebの開発チームの人の期待を裏切らないと思っている。この後も、SDKなしでの配布やGitHub連携などどんどんアップデートしていく予定なのでよろしくお願いします。

Balto - Where beta meets feedback http://www.balto.io/

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