グッドパッチがスタートアップの仕事を受ける理由
先日受けた東洋経済のインタビューでとても良いことを書いてもらったお陰でここ数週間、問い合わせが激増しております。とても有難い事ではありますがリソースが少ない弊社はお断りをしなければいけないケースも多くあり非常に心苦しい状態が続いております。
狙うは世界。グノシー支えたデザイナー集団|東洋経済オンライン
問い合わせで来る案件は大企業の仕事もあれば、スタートアップの仕事もあります。その中で実際に受ける案件は仕事の内容がチャレンジングかどうか、ちゃんとうちが受けてパフォーマンスが出せるか(相性)、下請けではなくちゃんとパートナーとして見てくれるかなどを見て仕事を受けることを決めています。今受けている案件は大企業の新サービスの立ち上げやベンチャーの新規事業など面白い案件が多いのですが未だにうちはスタートアップの仕事も多いです。もちろんスタートアップはお金がない事が多く、大企業の仕事をやっている方が儲かるとは思うのですが、僕はスタートアップの仕事をなぜか受けてしまうのです。この前もPatheeというスタートアップのサービスを資金調達がもしできたら払ってくれればいいとツケみたいに仕事を受けてアプリのUIデザインを手伝っています。
なぜ未だにお金がないスタートアップのサービスの仕事を受けるのか。
それはやはりGunosyを手伝った時の原体験が大きいです。うちはたまたまシリコンバレーで知り合った関くん達が作ったGunosyをサービス開始当初からお金をもらわずにUIデザインを手伝い、Gunosyが有名になったことによりグッドパッチも仕事が増えて今の規模まで拡大できました。
あの時、彼ら3人が東大の一室で作っていたサービスをたまたま手伝うことになり、僕も起業してからスタートアップのサービスを手伝うのは初めてだったのでGunosyがブログに取り上げてもらったり、Twitterでユーザーが使ってくれている声を見れるだけで自分の事のように興奮していました。特に当時僕はTwitterなどでいつも「Gunosy」「グノシー」などでエゴサーチしてユーザーの声を見てはGunosyのことについて良い事を言っているツイートをFavしてリツイートするというのをいつもやっていてグノシーBotのようになっているほどでした。 最初は使ってくれている人も少なくて全部ツイートも追えていたのですが、途中からGunosyというサービスがどんどん成長しユーザーがとんでもないスピードで増え、ツイートが追えなくなっていきました。うちが最初にUIをリニューアルした時は数千人のユーザーだったのがいつの間にか150万人以上が使うサービスになっていました。自分が手伝っているサービスがすごいスピードで成長し、使っているユーザーがどんどん増えていくというのは今まで感じたことのない快感でした(途中、炎上も経験しましたが・・w)。これはどんな報酬にも変えられないモノだなと。今はもうGunosyのデザインを手伝ってはいませんが、あの快感をもう一度感じたくて未だにスタートアップの仕事を受けるというの止める事ができません。
実は今手伝っているPathee(パシー)というサービスには初期のGunosyに似た匂いを感じています。ディレクターズの橋本さんに最初CEOの寺田さんを紹介してもらい、全く知らないサービスでしたが歩いて5分以内の場所を探せる検索エンジンというPatheeのサービスを聞き、とてもシンプルなサービスだなと感じました。Gunosyもとてもシンプルなサービスでした。そしてどう考えてもお金がないオーラも・・・w。ディレクターズさんもタダでサーバーを出すなどしてサポートしていますし、とりあえずツケでiPhoneアプリのUIを手伝うことにしました。出会った時は誰も知らないサービスでしたが最近TwitterでPathee(パシー)で検索すると徐々につぶやいてる人が増え始めています。また、あの時の興奮を味わえるかもと期待しています。
最近はグッドパッチのやっていることは投資に近いのかなと思っています。VCはスタートアップにお金を投資してIPOや売却でリターンを得ますが、グッドパッチはスタートアップにデザインを投資してそのスタートアップが有名になったら、そこのUIをやったという実績で仕事が増える。まあ金銭的にはそこまで大きなリターンにはなりませんが、手伝ったサービスが成長していく興奮が味わえるだけでも僕としては全然有りだなと。とにかく仕事が楽しいですから。今年はデザインを投資するというポジションを確立したいと思います。
歩いて5分の場所検索 Pathee(パシー)。ぜひ使ってみてください。アプリ版も3月に出ます。
