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1億円の資金調達の経緯とグッドパッチの今後

本日リリースでも出ましたがグッドパッチは株式会社デジタルガレージの投資子会社である株式会社DGインキュベーションから総額1億円の資金調達を行いました。

グッドパッチ、デジタルガレージから1億円の資金調達を実施

弊社のようなデザイン会社が1億円の投資を受けると言うのはあまりない事例なので驚かれた方もいらっしゃると思いますので、なぜ僕がデジタルガレージから投資を受けたのか少しだけ経緯に触れておきたいと思います。

ドイツ人インターンのBorisの一言

今年の夏、グッドパッチでインターンとして働いていたBorisがグッドパッチのグローバル戦略を考えている時にこんな事を言い出しました。「土屋さんはもっとDigital Garageの事を調べた方がいい。Digital GarageはGoodpatchのベンチマークの一つなんじゃないかな?」。Borisが言うにはデジタルガレージも最初はWeb制作会社から始まって今はグローバルな企業に成長している。グッドパッチも今後グローバルな領域で活動を目指しているのであればデジタルガレージは目標の一つだと。 僕はもちろんデジタルガレージの事は知らないなんて訳はなく、むしろ僕がサンフランシスコで働いている時にデジタルガレージの琴さんにとてもお世話になっていたいたので、デジタルガレージは大好きな会社の一つでした。ベンチマークとして見たことはなかったのですがBorisの言うことは確かに一理あるなと思ったのが今年の夏の事でした。

会社を2年やってみて次のステップを考える

会社を2年やってわかった事の一つは会社にキャッシュを残すのはとても大変だということです。3期目にもっと新しい事へのチャレンジや安定的に人材採用を行っていくには今の体力では攻めの経営ができないと感じていました。グッドパッチを2年やって、やっと最近になってUIデザイン領域でのブランドがつき始め、多くの引き合いをもらうようになり3期目が勝負だと思っていたので、ここでドライブを掛けるためにある程度借入なりで資金補強はしておいた方がいいなという事は思ってました。そしてその事をうちのアドバイザーに入ってもらっている須田さんに相談すると**「グッドパッチなら投資受けれるんじゃないですかね?」と一言、 僕 「え、でもうちまだ受託ビジネスの会社ですけど投資とか受けれますかねー??」** 須田さん** 「グッドパッチだったらいけると思いますけどね。もうそれなりにブランドできてきてるし。とりあえずダメ元でもあたってみますか?VCとか事業会社とか紹介できる所は紹介しますよ。どこがいいですか?VCだったら〇〇とか〇〇とか事業会社系だったら〇〇とかデジタルガレージとかどうですか?」** その名前を聞いた時に今までのサンフランシスコで琴さんにお世話になった事、Borisとの会話、その他色々な点と点が繋がるのを感じました。 僕** 「デジタルガレージを紹介してください!デジタルガレージだけでいいです!」**

そこからデジタルガレージの石丸さんを紹介してもらい、両社のシナジーが見込めたという事もあり約2ヶ月半でスムーズに投資実行まで行くことができました。デジタルガレージを紹介してもらったのもその時は損得勘定ではなく本当に直感でした。出資を受けるなんて元々考えてなかったけど、デジタルガレージだったら受けたい。そういう直感が働きました。

デジタルガレージと組むことで見えてくるもの

・Neoとの協業と今後の海外展開 デジタルガレージは米サンフランシスコに本社を置くNeo Innovation, Inc.というアジャイル開発やLean UXデザインの会社を持っており、Neoは世界にすでに7拠点もオフィスを出しています。グッドパッチも今後日本だけではなく海外に展開することを考えているのですが、今の現状のグッドパッチの実力ではいきなり海外展開をした所で玉砕するのが目に見えています。しかし、Neoのノウハウを学ぶことができればどうでしょう?すでにグローバルに展開してビジネスをしているNeoのノウハウは僕らにはとても価値があります。デジタルガレージに出資を受けることでNeoとの共同でプロジェクトを回す事ができる可能性もできますし、必要であれば人材をNeoが拠点を持っている世界中のオフィスに人材を送り、一緒に仕事をしてそのノウハウを学ぶこともできると思っています。しかもデジタルガレージは先日サンフランシスコにもとてもオシャレなオフィスを出しており、コワーキングも兼ねているのでグッドパッチのサンフランシスコオフィスはここにしようと目論んでいます。日本のデザイン会社でこういった海外へのルートがある会社も少ないので、海外で働くことに興味がある優秀なデザイナーやエンジニアがグッドパッチに集まって来るのでは?という期待もしています。

・新規事業への投資 現在グッドパッチでは新規事業でもあるWebサービスの開発を進めています。今回調達した資金はこのサービスの開発にどんどん投入していこうと思っています。グッドパッチで初めての自社サービスということもあり、かなりの気合を入れて開発にあたっています。年内クローズドβ、来年春に正式ローンチ予定です。ティザーもでているのでぜひ興味がある方はSubscribeしてもらえると。

Prott-The prototyping tool you’ve been waiting for

もちろん、日本だけではなく最初から海外で使ってもらうことを前提に考えているので、このサービスを海外で展開する時もデジタルガレージとのシナジーは確実にあると思っています。

日本のUIデザイン会社の新しいモデルケースを作りたい

今回の増資はグッドパッチが現状受託ビジネスの会社であり、受託というビジネスの性質上一般的にはスケールが難しいと言われており出資を受ける会社はあまりいないです。(もちろん受けているケースも今まであります)色々な方に相談に乗ってもらいもちろん反対意見もありましたが、僕は受託の会社であまり出資を受けている所がないのであれば尚の事やってみたいという気持ちが強くなりました。もちろん、出資を受けて受託をやめるなんてことは全く考えてはなく、僕らは自分達の受託の仕事に誇りを持っていますし、とても面白いエキサイティングな仕事だと思っています。最近の若いスタートアップでは受託を食い繋ぐためのラーメン代稼ぎだと思ってやっている会社もあるかもしれませんが、受託はそんな甘い気持ちでできる仕事ではありません。グッドパッチはUIのプロとしてクライアントの期待値以上のアウトプットを出す仕事を心がけています。今回の増資によってNeoや海外のノウハウを吸収し更に高いレベルの仕事ができるようになると思っています。UIデザイン&サービス開発の受託ビジネスと新規事業のWebサービスでのサブスクリプションモデルでグッドパッチを更に強い会社にしていこうと思っています。

さて今回1億もの投資を受けるので今後どうやってリターンを返すんだという所ですが、もちろん今後グッドパッチがデザインやWebという領域で社会によりインパクトを残せる会社になるという過程でIPOが必要であれば通過点としてIPOという手段は当然考えています。そうなったらグッドパッチは本当に一つの新しいカタチの企業になるのではないかなと思います。

僕が2年前にばあちゃんの遺産の500万で始めたグッドパッチがたったの2年で1億もの出資を受けれるくらいに評価をしていただけたというのは本当に嬉しい事です。1年半前にたった1人になった時に諦めずに続けて本当に良かった。さすがにこんな未来は想像していませんでした。もちろん、ここからがグッドパッチの新たなフェーズのスタートだと思っていますし、課題もたんまりあります。そこは今まで通り愚直に一つ一つ壁を乗り越え前に進んで行くだけです。僕らのような若いベンチャーは一瞬でも気を抜けばすぐに足元をすくわれ一気に厳しい状況に陥ってしまいます。常に最高の未来と最悪の事態を想像しながら勇気を持って前に進むことが大事です。ただ今回の調達によってグッドパッチの来るべく未来の幅は確実に広がったと思います。より大きなインパクトを社会に残せる会社になれるようにがんばります。

グッドパッチの仲間を募集しています。

最近ブログ書く度に最後に人材募集になってしまい申し訳ないですが、グッドパッチは引き続き仲間となってくれる人材を募集しています。新規事業のProttのフロントエンドエンジニア、サーバーサイドエンジニア、iOSエンジニア、そしてUIデザイン事業のUIデザイナー、フロントエンドエンジニアを積極募集中です。今受託の方では毎日のように依頼が来ていてリソースが足りず9割以上の仕事を断らざるおえない状況になってます。ぜひグッドパッチの採用サイトや僕のブログを見てマインドが近そうだと思う人は気軽にエントリーしてみてください。それと上にも書きましたが今後海外展開を積極的に行っていくので海外に行くことを考えているデザイナーやエンジニアはグッドパッチ入るのは一つの方法かもしれません。グッドパッチはまだ全然完成していない若い会社です。会社を一緒に創りあげるフェーズを体験したい方はぜひ!

Careers at Goodpatch グッドパッチ採用ページ

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